先日、Weibo上にZen 4世代のノートパソコン向けCPUとなる、8コア16スレッドのRyzen 7 7840Uのベンチマークスコアがリークされました。その中で特に目立っていたのがCinebench R23のマルチコア スコアです。
このCPUはなんと、Cinebench R23で14,825ポイントという高得点を叩き出しています。これはデスクトップ向けのRyzen 5 7600XやRyzen 7 5800Xよりも僅差で劣る程度のパフォーマンスです。

しかし、これらのデスクトップ向けCPUの消費電力はそれぞれ105W以上です。つまり、Ryzen 7 7840Uは同じようなパフォーマンスを28Wの低電力で実現しているということになります。
また、このCPUのベースクロックも3.3 GHzと高く設定されています。これは「U」シリーズのCPUの中ではかなり高めですが、Zen4アーキテクチャは低いクロックレートでも非常に効率的に動作することが知られています。逆に言えば、この CPUのブースト時のパフォーマンスはさらに凄まじいものになる可能性があります。
さらに驚くべきことに、このCPUにはRDNA3アーキテクチャを採用したRadeon780Mグラフィックスも内蔵されています。このGPUもまた低電力で高性能を発揮します。
3DMark Fire Strikeのグラフィックススコアでは、「約8000」という結果を出しており、これはAMD の現行モバイルGPUの中でも最速レベルのRadeon 680Mを凌駕するものです。
Radeon 680Mは6900HXに搭載されている45Wの「デフォルトTDP」を持つモバイルCPUで、6つのWGP(ワークグループプロセッサ)を備えており、最大2400MHzまで動作し、1080pゲーミングに十分な性能を発揮します。
つまり、Ryzen 7 7840Uを搭載したラップトップでは、薄型軽量でありながらデスクトップ並みのパフォーマンスやゲーミング体験が楽しめるということです。
早く実機を手に入れて試してみたいですね!
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