【追記】Gigabyteのこの発言について、最新情報があります。以下の記事からご確認ください。
AMDが今年の後半にAM5ソケットを採用した新しいデスクトッププロセッサを発売する予定だと、Gigabyteがプレスリリース内で発表しました。
これによると、Zen 5を搭載したAM5の新しいCPUが2023年内に登場する可能性があります。
以下はGigabyteのプレスリリースの一部抜粋です。
Even though these new products are entry-level servers, CPU support does not end here and the AM5 platform is supported until at least 2025. The next generation of AMD Ryzen desktop processors that will come out later this year will also be supported on this AM5 platform, so customers who purchase these servers today have the opportunity to upgrade to the Ryzen 7000 series successor.
Gigabyte プレスリリース
「The next generation of AMD Ryzen desktop processors that will come out later this year(今年後半に登場する次世代AMD Ryzenデスクトップ・プロセッサー)」という記述が確認出来ますね。
確かに今年後半に次世代のRyzenが登場すると明言されています。
AM5ソケットは、AM4ソケットの後継となり、複数の世代のRyzenプロセッサをサポートする予定です。AMDは、AM5ソケットを2025年までサポートすると約束しています。
現在のRyzen 7000シリーズはZen 4アーキテクチャを採用していますが、次世代のRyzenプロセッサはZen 5アーキテクチャに移行すると見られています。
AMDの最新のデスクトッププロセッサのロードマップでは、Zen 5は2024年に予定されていましたが、Gigabyteの発言からすると、AMDはZen 5の発売日を前倒しした可能性があります。
もちろん、Gigabyteが言及している次世代のチップがZen 4のリフレッシュ(Zen 4+)である可能性もあります。
Zen 5についてはまだ詳細な情報はありませんが、AMDはGranite Ridgeというコードネームで呼んでおり、「先進的なノード」で製造されると確認しています。
おそらくTSMCの3nmまたは4nmプロセスノードのどちらかになるでしょう。初期のリークでは、Zen 5は後者を採用すると主張していましたが、3nmバリアントも後日登場する可能性があります。
さらに、AMDはZen 5を「新たなマイクロアーキテクチャ」と呼んでおり、Zen 4に対して単なるアップグレードではなく、大幅な性能や効率の向上が期待できることを示唆しています。
AMDは最近、V-Cache技術を搭載したRyzen 7000X3Dシリーズを発売しましたが、2024年に予定されていたZen 5を今年発売するというのは早すぎるように感じます。AM4ソケットは4世代(Zen、Zen+、Zen 2、Zen 3)のデスクトップRyzenプロセッサを収容しましたが、AM5ソケットも同様に長期的なサポートが望まれます。
Zen 5が今年中に出るとしたら非常に楽しみですね。Zen 4+の可能性も当然ありますが、それにしても今年中にまたRyzenの新製品が出るというのは少し驚きです。
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