皆さんはWebアプリを作成して無料で公開したいときにどのようなツールを使っていますか?
Next.js製のアプリであればVercelを使う方がほとんどだと思いますが、他にも静的サイトであればGithub Pages、Firebase Hostingや、フレームワークを使用するならNetlifyなど様々な選択肢があると思います。
今回はそんな選択肢の一つとして、Google Sitesを紹介します。
SOK大学で、Google Sitesを使用したアプリを実際に作成した記事も参考にしてみてください!
Google Sitesとは?
Google Sitesは、Googleが提供するウェブサイト作成ツールです。 簡単に静的なウェブページを作成したり、様々なアプリケーションを統合することができます。Googleアカウントを持っていれば、誰でも無料で利用することができます。
また、Google Sitesは、Googleの他のサービスと完全に統合されているため、Google Drive内のファイルやその他のGoogleサービスをウェブサイトに表示することも可能です。
Google Sitesを使用して、高度なウェブサイトを作成したり、小規模なウェブサイトを作成したり、その他の多くのタスクを実行できます。
Google Sitesの使い方
Googleアカウントにログインして、Google Sitesにアクセスします。
アクセスできたら新しいサイトを作成から、空白もしくはテンプレートを選択すれば新規作成できます。スプレッドシートなどを使用している人はそれと全く同じ手順ですので分かりやすいですね。
たったこれだけで、新規のWebページを作成出来てしまいます。
しかもGoogleアカウントで管理できて、Googleのサービスとの連携も簡単で、Googleアカウントで公開設定ももちろんできます。非常に便利です。
Google SitesでWebアプリを作る手順
Google Sitesはいわばコーディングが出来ない人でも簡単にサイトが作成できますよ、というサービスなので、ソースコードをデプロイするといった使い方はできません。
代わりにHTMLを埋め込むことが出来るようになっていて(iframeで埋め込まれます)、その中にCSSやJavaScriptを記述出来ます。
なので、埋め込むを押して、そこにHTMLタグを書いていく感じになります。JavaScriptはscriptタグを使用します。
基本的には、ローカル環境でhtmlファイルを作成して開発を行い、公開する際にGoogle SitesにコピペすることでWebアプリを公開することが出来ます。
Google Sitesはどんなときにおすすめ?
今回は、Webアプリに絞ってGoogle Sitesをどのような場合に採用したらいいかを紹介します。
ただし、個人的な意見になりますので内容が絶対というわけではなく、あくまで私の思うおすすめということですのでご了承ください。
まず、フレームワークを使用した中~大規模のWebアプリには当然向きません。
小規模なフレームワークを使用しないWebアプリが前提として、例えば身内、社内でのみ公開したい場合などにGoogleアカウントで制限をかけられるのでGoogleのサービスを使用したい場合におすすめです。
また、Firebase HostingやGithub Pagesなどに公開するのすら面倒だと感じるくらいの内容のものを、コピペでサクッと公開できるうえに数の制限などもないため、テスト用ページや適当に公開したい場合に強くおすすめします。
実用例
実際に、SOK大学で作成し、使用しているアイキャッチ生成ツールはバックエンドをrender.com、フロントエンドをGoogle Sitesで実装しています。
フロントエンドでやっていることは画像生成用のAPIを叩いて結果を表示するだけですので、Google Sitesで十分でした。
また、Googleアカウントで公開設定ができるため、内部で公開したいという用途も相まって非常に低コストで開発することができました。
まとめ
今回は、Webアプリの無料公開の選択肢としてGoogle Sietsを紹介しました。
Google SitesはWebページを簡単に公開できるサービスですが、HTMLを埋め込む機能を使用してWebアプリとして公開できます。
Webアプリをサクッと公開したい方はぜひ試してみてください。
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