GoogleドキュメントやスプレッドシートなどのGoogle Workspaceにて、AIチャットを組合わせたアシスタント機能が「Google Labs」によって一部試験的に公開されました。
文書作成が苦手な方や忙しい方にとっては、以下に効率的に文章を作成できるかが重要ですが、AIアシスタントを使用することで、誰でも簡単に効率よく文書作成が行える世界が目の前に迫っています。
今回はGoogle WorkspaceでAIアシスタントを利用する方法と、その注意点について紹介していきます!
Google Labsとは?使用できる機能の紹介
GoogleLabsとはまだ正式リリースされていない新たしい機能を、いち早く試すことができるプログラムです。
早期テスターとしてフィードバックを集める目的としており、AIアシスタントや生成AIを使用することが出来るようになります。
今回GoogleWorkspaceにて使用できる、Google Labsのコンテンツは以下の通りです。
- 【Googleドキュメント】文章の生成やリライト、校正による支援
- 【Googleスライド】スライドの自動生成やアニメーションの設定
- 【Googleスプレッドシート】データの分析や数式生成による支援
- 【Google Meet】オンラインミーティング時のオリジナル背景生成
- 【Gmail】メールの作成や校正、返信などの支援
上記はあくまでも一例で全てを紹介することはできませんが、概要だけでも非常に便利なものであることはよくわかると思います。
それでは次に肝心な「Google Labs」を有効にして、Google WorkspaceでAIを使用する方法について確認してきましょう!
Google Labsを有効にする方法
まずはGoogle Labsを有効にする方法について紹介します。
以下の4ステップにて、簡単にGoogle Labsを有効にすることができます。
- STEP1Googleアカウントにログイン
Googleアカウントを所有していない場合は、新たにアカウントを作成してログインを行いましょう。
- STEP2Google Labsのサイトにアクセス
こちらのリンクからGoogle Labsのサイトにアクセスをします。
- STEP3Google Workspaceの項目を探す
ページを少しスクロールし、Google Workspaceに関する項目を探します。
「Unlock new ways of working with AI」で検索すると直ぐに見つかります。 - STEP4「Join waitlist」をクリックし
Google Workspaceの項目が見つかれば、「Join waitlist」をクリックしましょう。以下のようなページに遷移すれば有効化が完了しています。
まだ日本では利用できない?
日本からはGoogle Labsに登録をすることは可能ですが、残念ながらGoogle Labsの機能を使用することは出来ません。
現在AIアシスタントの機能は米国のみで公開をされており、日本からこの機能を使用するには少し面倒な手順を行う必要があります。
面倒な方は日本でもGoogle Labsが使用できるまで待つか、素直に正式リリースまで待機するのも良いかもしれません。
Google WorkspaceでのAIアシスタント機能が一般公開される日時は未定ですが、今後数週間をかけて多言語への対応、機能の公開を進めていく予定とのことです。
米国アカウントを作成して対策が可能
少し準備が面倒ではありますがGoogleの米国アカウントを作成することで、日本からもGoogle Labsによる機能が使用できるようになります。
手順は以下の通りです。
- VPSでIPアドレスを米国に設定する
- 位置情報を米国に偽装する
- 米国の電話番号でGoogleアカウントを作成する
米国の電話番号は「NextPlus」などのアプリを使用することで取得が可能です。
参考サイトはこちら
VPSや位置偽装などは一般的なフリーソフトの使用で問題ありません。
GoogleドキュメントでAIを活用してみよう!
それではGoogleドキュメントでアシスタントAIを活用し、実際に文章を生成する手順について紹介していきます。
手順1. Googleドキュメントを開く
こちらのリンクからGoogleドキュメントにアクセスし、新しいドキュメントを作成してください。
手順2. 鉛筆アイコンをクリック
GoogleLabsを有効にすると、画像のような鉛筆アイコンが追加されます。
このアイコンをクリックして、AIアシスタント機能を起動してください。
手順3. 生成したい内容を入力する
「Help me write」というウィンドウに、生成したい文章のテーマを入力します。
今回は「Ppasta carbonara recipe(カルボナーラのレシピ)」を例にして紹介します。
入力後「Create」ボタンをクリックして完了してください。
手順4. 必要に応じてオプションを設定する
Createボタンをクリックすると、実際のテーマに沿った文章が生成されます。
文章の調整を行いたい場合は、画面下部の「Refine」ボタンをクリックし、目的に応じてオプションを選択してください。
調整が行える項目は以下の4つが用意されています。
- Formalize(より形式的な文章にする)
- Shorten(より短い文章にする)
- Elaborate(内容のボリュームを増やす)
- Repharase(文章を書き換える)
手順5. ドキュメントに反映して完了
最後に「Insert」ボタンをクリックすることで、生成された文章をGoogleドキュメントに反映させることが出来ます。
これでAIアシスタントを活用した文章の作成は完了です。
まとめ
今回はGoogleドキュメントなどのGoogle Workspaceにて、AIアシスタントを使用する方法を紹介いたしました。
AIアシスタント機能はGoogle Labsに登録することで利用できますので、早期テスターを募集している間に是非登録して試してみましょう!
Googleドキュメントを主に紹介しましたが、その他にもスプレッドシートやGmailで便利な機能が用意されているようなので、今後も随時更新していきたいと思います!
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