GPT-4向けにプラグイン機能が開始し、現時点でも多くのプラグインが公開されてきています。
今回は現在使用できるChatGPTのプラグインの中で、SEO対策に最適なものを集めてみました。
紹介するプラグインでは以下のような機能を利用することができます。
ブログ執筆などを全てChatGPTに任せることは難しいですが、すこし工夫をすることで情報収集が容易になり、私たちブロガーを支援しくれること間違いなしです。
ChatGPTでプラグインを利用する方法は、下記の記事冒頭をご参照ください。
それでは本編に行きましょう!
1. Bramework
「Bramework」はSEOとコンテンツの分析を行うためのプラグインです。
主に以下のような機能を備えています。
- キーワードデータの取得:特定のキーワードから検索ボリューム、SEO難易度などのデータを取集
- 関連キーワードの取得:指定したキーワードに関連するキーワードを収集し、それぞれの検索ボリュームなどの情報を確認
- SEO分析:指定したキーワードやURLに基づいて、記事がSEOに最適化されているかを評価
- コンテンツブリーフの生成:指定したキーワードやURLに基づいて、包括的なコンテンツブリーフを生成
- SEOエクストラクター:特定のURLから重要なSEO情報を取得
では幾つかの機能を実際に使用してみた例を紹介していきます。
キーワードデータの取得
まずはキーワードのデータを取得する方法についてです。
こちらでは指定したキーワードから検索ボリューム、SEO難易度、SERP結果を収集することができ、ブログ執筆でのキーワード選定にとても便利です。
使用するプロンプトの例はこちら
キーワード「〇〇〇」について教えてください。
実際に「ChatGPT」というキーワードについてBrameworkに質問をしてみました。
検索ボリュームの実数値や検索結果の数など、多くの情報を瞬時に確認できました。
まずはブログを執筆する際に、こちらでキーワードに関する情報をチェックしてみるといいでしょう!
関連キーワードの取得
この機能では指定したキーワードの関連キーワードを収集することができます。
使用するプロンプトの例はこちら
キーワード「〇〇〇」の関連キーワードについて教えてください。
実際にChatGPTの関連キーワードを質問してみます。
関連キーワードに合わせて、それぞれの検索ボリュームやSEO難易度をまとめて確認することができました。
「実際にこのキーワードでどのように検索をされているか?」という情報収集にとても役立つことでしょう。
SEO分析を行う
この機能では指定したURLの記事から、SEOの観点から良好な点、改善が必要な点を一覧で確認することができます。
使用するプロンプトの例はこちら
URL「https://〇〇〇」のSEO分析をしてください。
こちらの記事で実際にBrameworkへ質問をしてみた結果です。
ChatGPTのプラグインが便利すぎる!今すぐ試したいおすすめプラグイン6選
ブログのPV数が伸び悩んでいる、より多くのPVを獲得したい場合は記事のSEO評価を参考に改善を行ってみると良いでしょう。
更に以下のようなプロンプトを使用することで、悪い個所にフォーカスをした改善点の提示も行うことが出来ます。
URL「https://〇〇〇」のSEO評価を行い、悪い点を教えてください。
更に具体的な改善点も提示してください。
その他にもおすすめのプロンプトがあれば教えてください!
SEO.app
「SEO.app」は記事の生成やリライト、ブログ最適化などの支援を行うためのプラグインです。
主に以下のような機能を備えています。
- SEOに最適化された記事の作成:特定のキーワード対して最適化された記事を生成
- 既存記事のSEO最適化:指定したURLから記事を取得し、特定のキーワード対して最適化するように書き直す
- SEOのフィードバックと改善提案:記事のSEOを改善するための具体的な提案を提供
では幾つかの機能を実際に使用してみた例を紹介していきます。
SEOに最適化された記事を生成する
この機能では指定したキーワードから、SEOに最適化された記事を生成することができます。
使用するプロンプトの簡単な例はこちら
以下のキーワードをもとにでSEOに最適化された記事を生成してください。
・キーワード1
・キーワード2
・キーワード3
「ChatGPT」「プラグイン」「おすすめ」の3つのキーワードを指定して、SEO.appに記事の執筆をお願いしてみました。
メッセージの全文は長いので、アコーディオンにしておきます。
[h1]ChatGPTプラグインのおすすめとその利点
ChatGPTは、AI技術の進化により、人間と同じように自然な会話を行うことが可能なツールです。その中でも特に注目されているのが、ChatGPTのプラグイン機能です。
この記事では、ChatGPTのプラグインとその利点、そしてなぜそれがおすすめであるかについて説明します。
[h2]ChatGPTプラグインとは
ChatGPTプラグインは、ChatGPTをサードパーティのアプリケーションと連携させるツールです。これは、GoogleスプレッドシートのアドオンやGoogle Chromeの拡張機能と同様に、公式だけでなく第三者の開発者が作成した機能をChatGPTに追加することで機能を拡充できるものとなっています。
具体的には、プラグインを利用することで、ChatGPTに以下のような機能を追加できるようになります。
- リアルタイムの情報取得
- ナレッジベース閲覧
- 代わりにアクション実行
これらの機能は、ChatGPT Plus(有料版)ユーザーのみ利用可能です。プラグインは順次公開されているので、ChatGPT Plus(有料版)ユーザーでもまだ利用できない可能性があります。
[h2] おすすめのChatGPTプラグイン
現在利用可能なプラグインの中で、特におすすめなのは、「Webpilot」と「Show me」の二つの組み合わせです。この組み合わせを活用すれば、ChatGPTにインターネット上に存在するコードを読み込ませることで、それをわかりやすい図解として提示してくれるのです。
そして何よりも驚くべき点は、「Webpilot」がGitHubのページも読み込む能力を持っていることです。これにより、GitHubにアップロードされているコードをベースに具体的な指示を出すことが可能となります。
また、「Zapier」というプラグインもおすすめです。これを活用すると、ChatGPTと他のアプリケーションとの連携が可能となり、業務の自動化などに活用することができます。
業務を自動化できる例として、メールの自動返信生成やSNS投稿の自動作成などが実現可能となります。
[h2] まとめ
ChatGPTのプラグイン機能は、AI技術を活用してさまざまなタスクを効率化するための強力なツールです。
特に「Webpilot」と「Show me」の組み合わせは、コードの理解と解説を助け、プログラミングの作業をよりスムーズに進めることができます。
また、「Zapier」のようなプラグインを利用すれば、ChatGPTと他のアプリケーションとの連携を通じて業務の自動化が可能となります。
これらのプラグインは、ChatGPT Plus(有料版)ユーザーのみが利用可能で、順次公開されています。
見出しタグやリストなども使用されていて、比較的読みやすい記事が生成できました。
またwordpressにコピー&ペーストをするだけで、正しくブロックとして認識できているため、簡単にChatGPTからWordpressの記事作成画面で編集をすることが可能です。
生成された文章にChatGPTっぽさが残りますが、情報の正確さを確認して少し調整を加えるだけでも十分良質な記事が作成できると思います。
以下により本格的なプロンプトの例を載せておきます。
以下の内容を元に、SEOに最適化された記事を生成してください。
キーワード:キーワード1,キーワード2,キーワード3
タイトル:〇〇〇
文字数:3000文字程度
見出し数:5つ程度
備考:最後の見出しは「まとめ」にする
記事生成の条件をより厳格に与えてあげることで、自分が理想としていた記事の内容にできる限り近いものを生成することができるようになります。
既存記事のSEO最適化(記事のリライト)
この機能では指定したURLの記事を参照し、SEOに最適化された文章へリライトしてもらうことが出来ます。
使用するプロンプトの簡単な例はこちら
URL「https://〇〇〇」をSEOに最適化した文章にリライトしてください。
こちらの記事で実際に質問をしてみた結果です。
【ウェブ版より優秀】ChatGPTスマホアプリ版が公式登場!ウェブ版との違いを紹介
確かにより読みやすい文章に調整されており、必要に応じて追加の情報も付与されているようです。
記事をリライトする際に参考にしたり、文章の構成に悩んでいる方は一度「SEO.app」に質問してみると良いかもしれません。
また一つ前に紹介した「Bramework」と組み合わせることで、よりSEOに最適化された記事を作成できるようになるため、この2つのプラグインは是非活用していくことをオススメします。
ChatSpot
「ChatSpot」はビジネスリサーチや競合分析、市場調査の支援を行うプラグインです。
主に以下のような機能を備えています。
- 企業情報の収集:企業の基本情報、財務情報、従業員数、設立年、製品やサービスの詳細などを収集
- 競合企業やサービスの検索:特定のキーワードの競合となる企業やサービスの情報を収集
- ドメイン情報の取得:特定のウェブサイトのドメインに関する情報を取得
- 資金調達ラウンド情報の収集:企業がどのように資金を調達しているかについての情報を収集
では幾つかの機能を実際に使用してみた例を紹介していきます。
企業情報の収集を行う
この機能では企業名を指定すると、設立年や従業員数などの基本情報から、製品やサービスなどの情報を網羅的に収集することが可能です。
使用するプロンプトの例はこちら
企業名「〇〇〇」について教えてください。
このプロンプトを使用して「OpenAI」 についてをChatSpotに質問してみました。
OpenAIに関する多くの情報を収集し、必要に応じてツイッターのリンクなども提示してもらうことが出来ました。
応用例として以下のプロンプトを使用することで、複数の企業情報を比較することも可能です。
ChatSpotを使用して企業名「〇〇〇」と「△△△」について比較し、表を作成してください。
プラグインを使用せずGPT-4のみで回答してしまう場合は、上記のようにプラグイン名を指定することで、確実にそのプラグインを使用した回答を生成することができます。
(筆者環境では指定しないとChatSpotを使用してくれませんでした。)
競合調査だけではなく、就職活動での業界調査などにも役立つこと間違いなしです。
キーワードの検索
この機能ではサービス名を指定すると、競合となる企業やリリースしているサービス名などをまとめて収集することができます。
使用するプロンプトの例はこちら
サービス「〇〇〇」の競合を教えてください。
このプロンプトを使用して「ChatGPT」 についてをChatSpotに質問してみました。
すこし情報が古いような感じもしますが、ある程度古いサービスであれば十分に力を発揮するでしょう。
企業やサービスについて網羅的に情報を収集したい場合は、ブラウジング機能よりChatSpotを経由する方が使い勝手がよくなります。
まとめ
今回はSEO対策やブログ執筆に活用できるChatGPTのプラグインについて紹介しました。
特に「Bramework」と「SEO.app」は非常に強力で、あなたのブログやウェブサイトを劇的に改善する可能性を秘めています。
PVが伸び悩んでいる方は是非今回紹介したプラグインを活用し、魅力的な記事を作成していきましょう!
コメント