Paulo GomesのYouTubeで、RTX 3060 8GB版を12GBに改造する様子が公開されています。
RTX 3060の12GB版と8GB版は、CUDAコア数は同じですが、メモリの面で大きな違いがあります。12GB版のメモリは192ビットのメモリバスに接続された12GB GDDR6であるのに対し、8GB版のRTX 3060は8GBのGDDR6と128ビットメモリバスを搭載しています。
しかし、もし8GB版のRTX 3060を持ってしまったとしても、12GBに改造できることが判明しました。
ほとんどのRTX 3060 8GBカードは、最大8つのメモリモジュールを搭載できるオリジナルのPCB設計に基づいています。しかし、RTX 3060 8GBは、4つのモジュールしか取り付けられておらず、追加できる余地があります。
さらに、抵抗の変更と12GB版のBIOSへ書きかえを行い、カードが192bitメモリバスをサポートするよう「騙す」ことで、改造に成功したそうです。
Unigine Superpositionベンチマークという3Dエンジンを使ったベンチマークテストによると、8GBのメモリから12GBに増やしたRTX 3060は、1080p Extremeという設定で22%のスコアアップを達成しました。同じGPUのメモリを変えただけで、これだけ性能が向上するというのは驚くべき結果です。
当然、このような改造は、素人に出来るものではありません。RTX 3060 8GB版を持っている人は、絶対にこの改造を真似しないようにしてくださいね。
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