NVIDIA GeForce RTX 4070のOpenCLベンチマークが、Geekbench 5にリークされました。
RTX 4070は、2023年4月13日に発売される予定の、Ada Lovelaceアーキテクチャを採用したGPUですが、はやくもベンチマークが判明しました。
RTX 4070はRTX 3080と同等のベンチマークスコア
Geekbench 5のOpenCLベンチマークでは、RTX 4070は177,594ポイントというスコアを記録しました。
これは、前世代のRTX 3080とほぼ同等の性能です。FP32の演算性能も、RTX 3080とほぼ同等なので、妥当な結果と言えます。
一方で、上位モデルのRTX 4070 Tiは219,500ポイントで、RTX 4070は約19%遅い計算になります。これも、RTX 4070 Tiよりも23%コア数が少ないことを考えると、妥当な数値です。
RTX 4070は、AD104-250/251 GPUコアを搭載し、5888個のCUDAコアと12GBのGDDR6X VRAMを備えています。
VRAMは21Gbpsで動作し、帯域幅はRTX 3070よりも12.5%高い504GB/sになります。また、L2キャッシュは36MBとなっており、これはRTX 3070の9倍に相当します。
また、RTX 4070は第3世代のRTコアと第4世代のTensorコアを搭載しており、レイトレーシングやDLSS 3などの機能に関しても、高いパフォーマンスを期待できます
消費電力はRTX 3060並でRTX3080と同等の性能を発揮
消費電力に関しては、RTX 4070は200WのTGP(総グラフィックス電力)を持つと予想されています。これは、RTX 3070よりも8%低い値です。
また、平均的なゲーミング時の消費電力は186Wとなっており、これはRTX 3070よりも13.5%、RTX 3070 Tiよりも22.5%低く、RTX 3060と同等です。
つまり、RTX 4070は、300WのRTX 3080と同等の性能を発揮しながらも、消費電力を大幅に削減していることになります。
まとめ
Geekbench 5のOpenCLのリークベンチマークで、RTX 4070がRTX 3080並の性能を発揮することが分かりました。
NVIDIA GeForce RTX 4070は、2023年4月13日に発売される予定です。
希望小売価格は599ドルで、性能、消費電力ともに優秀なので、コストパフォーマンスに優れたカードになることは間違いないでしょう。
RTX 40シリーズ | RTX 4090 | RTX 4080 | RTX 4070 Ti | RTX 4070 |
---|---|---|---|---|
トランジスタ | 76B | 45.9B | 35.8B | 35.8B |
CUDAコア数 | 16384 | 9728 | 7680 | 5888 |
ベースクロック | 2230 MHz | 2210 MHz | 2310 MHz | 1920 MHz |
ブーストクロック | 2520 MHz | 2510 MHz | 2610 MHz | 2475 MHz |
FP32演算性能 | 83 TFLOPs | 49 TFLOPs | 40 TFLOPs | 29 TFLOPs |
VRAM | 24 GB GDDR6X | 16 GB GDDR6X | 12 GB GDDR6X | 12 GB GDDR6X |
バス幅 | 384-bit | 256-bit | 192-bit | 192-bit |
メモリ速度 | 21.0 Gbps | 22.4 Gbps | 21.0 Gbps | 21.0 Gbps |
帯域幅 | 1008 GB/s | 717 GB/s | 504 GB/s | 504 GB/s |
消費電力 | 450W | 320W | 285W | 200W |
価格 | $1599 | $1199 | $799 | $599 |
発売日 | 2022/10/12 | 2022/11/16 | 2023/1/5 | 2023/4/13 |
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