Ryzen 7 7840UのGeekbench判明 15Wで12900並のシングル性能と5900X並のマルチ性能を発揮

CPU

ノートパソコン向けのAPUのAMD Ryzen 7 7840UのGeekbenchが登場しました。

Ryzen 7 7840Uは、Zen4アーキテクチャとRDNA3グラフィックスを組み合わせたチップで、CPU側に8コア16スレッド、GPU側に最大2.8GHzで動作する12CUのRadeon 780Mグラフィックスを搭載します。

Geekbench 5のデータベースに、Ryzen 7 Pro 7840Uを搭載したLenovo製ノートパソコンのベンチマークが登場しました。

このベンチマーク結果では、AMD Ryzen 7 Pro 7840Uがシングルコアで2,429ポイント、マルチコアテストで11,268ポイントでした。

これは、Intel Core i9-12900Kに迫るシングルコア性能と、Ryzen 7 5900X並みのマルチ性能を15W~28Wで実現しています。

Ryzen 7 7840Uのgeekbench結果
シングルコア:2429ポイント
マルチコア:11268ポイント

さらに、このAPUは強力なGPUを搭載しており、RDNA3アーキテクチャを採用したRadeon 780Mグラフィックスは、12CUという少ないユニット数ながらも、高い効率とIPCで優れた性能を発揮します。

実際に、3DMark Time Spyでは約3300ポイントを獲得しており、これはNVIDIAのGeForce MX450やIntelのIris Xe Maxよりも高いスコアで、モバイル向けのGTX 1060に迫るスコアです。

このように、Ryzen 7 7840Uは15Wという低消費電力ながらも、高いCPUとGPUの性能を両立させたAPUです。Ryzen 7 7840Uを搭載したゲーム向けモバイル端末も続々と登場しそうですね。

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