3月30日に発売が決定したウイニングポスト10は、旧作から3Dモデルやレースシーンを一新し、臨場感溢れるレースシーンと、個性のある名馬たちの育成を実現しました。
特にドラマチックカメラは圧巻です! 私も既に30時間以上遊んでしまいました。
しかし、その一方ネット上では「動作が重い」「推奨スペック上がりすぎ」という声も散見されます。
そこで今回は、前作とウイニングポスト10の推奨スペックの比較、そして動作が重い場合の解決方法を紹介します。
ウイニングポスト10とは?
ウイニングポスト10は、競馬シミュレーションゲームの最新作です。
牧場のオーナーとなって、史実に基づく馬や騎手と競い合ったり、自分だけのオリジナル馬を育成したりできます。
新しいシステムとして、「ウマーソナリティ」や「史実調教」が登場し、馬の個性や能力をより細かく管理できるようになりました。また、ストーリー開始年には1973年も追加され、ボリュームもアップしています。
PS5/PS4/Nintendo Switch/PC(Steam)で2023年3月30日に発売されています。
推奨スペックの比較
以下が旧作となる「WinningPost9 2022」と最新作「WinningPost10」のスペック比較になります。
WinningPost9 2022 | WinningPost10 | |
OS | Windows 8.1/10/11 64bit 日本語版 | Windows® 10/11 64bit(日本語版) |
CPU | 【Windows8.1/10】 Intel Core i3-4170 以上 【Windows11】 Intel Core i3-8350K 以上 | 【必須】Intel Core i3-4370 以上 【推奨】Intel Core i7-7700 以上 |
メモリ | 【Windows8.1/10】2GB以上 【Windows11】4GB以上 | 【必須】6GB RAM 以上 【推奨】16GB RAM 以上 |
ビデオカード | 【Windows8.1/10】 NVIDIA GeForce GTX 550Ti (1GB)以上 【Windows11】 NVIDIA GeForce GTX 650 (2GB)以上 AMD Radeon R7 360 (2GB)以上 | 【必須】NVIDIA GeForce GTX 660 VRAM 2GB 以上/AMD Radeon R7 370 VRAM 2GB 以上 【推奨】NVIDIA GeForce GTX 1660Ti VRAM 6GB 以上/AMD Radeon RX 5600XT VRAM 6GB 以上 |
ハードディスク | 15GB利用可能 | 空き容量 35GB 以上 |
サウンドカード | 16bitステレオ48kHzWAVE形式が再生可能なもの | 16bit ステレオ 48kHzWAVE 形式が再生可能なサウンドボード |
まさかの推奨スペック○倍
「ウイニングポスト10」と「ウイニングポスト9 2022」で推奨スペックとされているGPU(ビデオカード)の性能を比較してみましょう
NVIDIA GeForce GTX 550Ti 1GB のベンチマーク
3DMarkの情報によると、最高スコア3522、平均スコア1797です。
NVIDIA GeForce GTX 1660Ti 6GB のベンチマーク
3DMarkの情報によると、最高スコア18919、平均スコア14449です。
性能比較
棒グラフで比較してみると、前作とウイニングポスト10では推奨スペックに圧倒的な差があることがよくわかります。
最高スコアの場合:約5.37倍
平均スコアの場合:約8.04倍
つまり快適にウイニングポスト10を遊ぶためには、前作に比べて約5~8倍のスペックが必要ということがわかりました。
サイバーパンク2077よりも重い?
皆さんは2022年に訴訟や返金騒動が起きた、「サイバーパンク2077」というゲームはご存じでしょうか。
このゲームは近年発売されたゲームの中で、特に重いゲームとして話題になりました。
サイバーパンク2077の推奨スペックは?
公式情報によるとサイバーパンク2077の推奨スペックは、
- GTX 1060 6GB
- GTX 1660 Super
と記載されています。
GTX 1060 6GBの平均スコアは10727で、GTX 1660 Superの平均スコアは14311でした。
比較すると…
比較してみるとこんな感じです。
「ウイニングポスト10」はサイバーパンク2077とほぼ同じ、もしくはそれ以上のスペックを推奨しているという事が分かります。
個人的にウイニングポストは大好きなゲームですが、サイバーパンクのような作り込まれたオープンワールドでもないし、ここまでのスペックは必要なのか?と疑問が残ります。
なぜこんなに動作が重いのか?
今作から要求スペックが大幅に増加し、動作が重いという声が続出しています。
ウイニングポスト9 2022と比べてグラフィック面でどのような点が変わったのでしょうか。
草の描画の負担が大きい
競馬ではレースや牧場などで、「芝」のグラフィックが多く用いられます。
競馬ファンとしてはリアルな芝は非常に嬉しく思いますが、その反面レースや牧場画面では非常に大きな負担となってしまっているようです。
特に重たいシーンは以下の4つであることが分かりました。
タイトルシーンからシナリオの選択画面
メニュー画面ではレースの芝が綺麗に描画されており、芝の揺れによって動作が非常に重くなっているようです。
また、シナリオ選択をする際に掲示板にカメラが移動するシーンで、PCのファンが大きな唸りを挙げていました。
コマンドを選択するメニュー画面(牧場)
ユーザからの期待に応えて実装された「箱庭要素」となる、牧場シーンです。
芝の描画によって非常に重くなっております。
馬の詳細画面など
先ほどまでのシーンとは違い、こちら画面では芝が描画されておりません。
ではなぜこのような詳細画面でも動作が重くなっているのでしょうか。
恐らく詳細画面でも、バックグラウンドで牧場のシーンが描画されていると予想します。
レースシーン
勿論今作はレースシーンも非常に重たくなっています。
また、その他のシーンではフレームレートが60FPS固定ですが、レースシーンではフレームレートが30FPS固定になっているようです。
- とにかく「芝」のグラフィックが重い
- 詳細画面でもバックグラウンドで牧場が描画されている可能性アリ
- レースシーンは「30FPS」固定
快適に動作をする方法
設定を変更する
ゲーム内解像度を変更
多くの方はPCゲームで「1920×1080」と設定していると思いますが、解像度を下げて設定することで改善される場合があります。
解像度の設定は起動環境設定から行えます。
低画質モードに設定
解像度の設定と同じ場所に「高画質で表示する」という項目があります。
このチェックを外すことで推奨スペック以下のパソコンでも、ある程度快適な動作が期待できます。
ウイニングポスト9 2022 をプレイする
本末転倒な感じがしますが。。。
ウイニングポストシリーズは、無印では最小限の内容でリリースし、年代版を経てアップグレードをしていくという方法を取り入れています。
つまり完成度の面で見ると、ナンバリングが更新された「ウイニングポスト10」より、「ウイニングポスト9 2022」が優位です。
グラフィックの良さにこだわらない人は、「ウイニングポスト9 2022」をプレイしながら次回作を待つのも1つの手だと思います。
ゲームブースター系のツールを使用する
ゲーミングガジェットでおなじみのRazerでは、ゲームパフォーマンスを向上させるツールである「RAZER CORTEX」を提供しています。
不要なリソースの解放、設定の最適化によって快適なゲーム動作が期待できます。
パソコンを買い替える
この機会にPCを最新のものに買い替えてしまうのも手です。しかし、買い替え先としてどのようなPCがいいか迷う方もいると思います。
以下の記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてください。
結論から言うと、ウイニングポスト10をプレイする場合、最新のゲーミングPCであればほとんど問題になることはありません。
具体的には、RTXシリーズを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
Amazonでウイニングポスト10におすすめのPCは以下です。
PS5で遊ぶ
PCの性能が足りない場合、PS5でプレイするのも手です。
PS5はゲーミングPCに比べて低価格な反面、性能もそれなりに高いため、ウイニングポスト10をプレイするには十分な性能です。
PCを購入するほどお金は出したくない人に対してはPS5もおすすめです。
まとめ
待望の新作であるウイニングポスト10の発売が迫る中、体験版をプレイしたユーザーの中で「動作が重い」という声が散見しています。
今回はその原因と対策方法について紹介をしました。
- まずは起動設定を変更しよう
- それでも改善されない場合はPCの買い替えを検討
- ゲーミングPCは高価なので、PS5への移行もオススメ
本編のリリースやアップデートによって、改善がされることを期待します。
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